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よかばい ふるさと
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佐世保市周辺には西海国立公園の九十九島や俵ヶ浦半島・烏帽子岳。県立自然公園の国見山など、まだまだ自然が残されています。しかし、その自然も積極的に守っていかないと、年々失われていくばかりです。
「ふるさと自然の会」は “ふるさとの自然に親しみ、これを大切にする心を育み、その豊かな恵みを後世に伝えよう”という目的で平成8年(1996)4月に設立されました。
ここでは、自然体感会の様子。生物の調査や保全で分かったことなどを紹介します。

ふるさとの自然の会については、ホームページ(http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/)に詳しく掲載しています。
また、私の住む地域(世知原町開作)の自然を「かいさく ぶらぶら」http://kaisaku.at.webry.info/で紹介しています。

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風力発電に脅かされるハチクマ1万kmの渡り

2017/07/19 11:28
佐世保市の「木場山」や「板山」などハチクマの渡りのメインルートに風力発電建設の計画があります。
そこで、ハチクマの渡りを知ることによって風力発電が渡りにどのような影響を与えているのかを考えてみましょう。


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・佐世保はタカ道のジャンクション
 市内では、241種の野鳥が確認されています。これまで確認された野鳥を生活型に分けると、留鳥23%・夏鳥7%・冬鳥33%・旅鳥37%となります。旅鳥が37%と最も多くなっています。これは本市が本土の最も西に位置し、大陸に近いためでしょう。
 一般的には余り知られていないかもしれませんが、佐世保市は小型のタカのアカハラダカの渡りが観察されることで全国的に有名で、特に交通の便が良い烏帽子岳や冷水岳には、9月のシーズンになると全国からバードウオッチャーが訪れます。
国内で繁殖し、越冬のために東南アジア向かうハチクマと朝鮮半島等で繁殖した(*)アカハラダカが日本を経由して同じ東南アジアへ向かう途中に佐世保で合流します。さながら高速道路のジャンクションの様です。
 アカハラダカの渡りのピークは9月10日〜20日。ハチクマは9月下旬です。
*宮古野鳥の会顧問の久貝勝盛さんはアカハラダカの渡りの本流はハチクマと同じではないかと推測されています。

・渡りの発見
 この季節アカハラダカが大量に長崎県の上空を渡ることが知られたのは、日本野鳥の会長崎県支部の竹上修・谷口秀樹さんが1985年9月14日に諫早市の五家原岳山頂で13,000羽を、同日に西彼県民の森で村山和聰さんが5,000羽のアカハラダカが渡るのを観察したことからです。
 ハチクマについては、谷口秀樹さんらが1989年9月24日に1,251羽のハチクマが福江島の大瀬崎を大挙して飛び立つのを観察しています。
長崎・五島列島 福江島の博物誌(http://fukuejima.la.coocan.jp/)を公開されている上田さんによれば、1994年から続く大瀬崎での調査における最高記録は、2008年度の22,952羽、昨年2015年は15,657羽と集計されています。
 日本野鳥の会長崎県支部では1985年のアカハラダカの渡りの発見を機にタカの渡り調査を続けています。私も以前は会員でしたので、タカの渡りの季節は楽しみで、9月〜10月中旬には国見山・烏帽子岳・冷水岳・志々伎山(平戸)などで調査に参加していました。
さて、今回主に紹介するハチクマは、日本では初夏に夏鳥として渡来し、九州以北の各地で繁殖します。ハチクマは、ハチ類の蛹や幼虫を主食にするタカ科の鳥で、英名では「Oriental honey-buzzard」です。
 餌がなくなる9月中下旬から10月上旬に、本州から九州へと向かい、中国・ラオス・ベトナム・マレーシアを経由しインドネシアへ渡っていきます。

・ハチクマの秋の渡り
 2012年にハチクマプロジェクト{慶應義塾大学SFC研究所生物多様性研究ラボ(樋口広芳慶應義塾大学特任教授)}がハチクマの渡りを衛星を使って調査しました。その時の情報は、web上で公開されており、「ハチクマプロジェクト2012」で検索出来ます。
 発信器を付けたのは4羽の成鳥です。愛称・放鳥日・放鳥場所・性別に記します。
・ケン(紺)・2012/6/22・青森県黒石市・♂ ・ナオ(赤)・2012/6/22・青森県黒石市・♀
・クロ(紫)・2012/6/20・青森県黒石市・♂ ・ヤマ(青)・2012/6/30・山形県西置賜郡・♂

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(図1)2012 秋の渡り

 図1は発信器を付けたハチクマが飛び立ってから、越冬地に到着するまでの軌跡です。
 ハチクマは日本列島を南下して九州に入り、佐世保市を通過し五島列島の西から海上へ出ます。そして、東シナ海約700qの海上を越え、中国の長江河口付近に入ります。その後、中国のやや内陸部を南下し、インドシナ半島、マレー半島を経由してボルネオやフィリピン、あるいはジャワ島や小スンダ列島にまで到達して、渡りを終えます。総延長移動距離、約1万キロ。約1ヶ月の旅です。
図2の佐世保市付近の軌跡を詳しく見ると、ケン・ナオ・クロの3個体が揃って国見山〜将冠岳〜大崎半島を通過。別のルート(熊本経由)で来たヤマは天草からわざわざ俵ケ浦半島まで来て上五島へ渡っています。
 多くのハチクマ個体群の中から、たまたま標識された3個体が国見山〜将冠岳〜大崎半島を通過していると言うことは、渡りのメインルートではないかと思われます。

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図2 佐世保の上空はメインルート

・気がかりな障害物
 渡り鳥が多く通る場所は風況が良いために、風力発電の建設にとっても良い場所となります。
 国見山にも風力発電の計画がありましたが、当会と伊万里の方々と力を合わせ撤退させました。しかし、別の業者が建設すると言う話が度々持ち上がります。
 また、世知原町板山茶園にも2機の風車建設計画がありました。建設計画地には近隣に住居があることから、「世知原町の自然と生活環境を守る会」の方々の反対署名を受けて頓挫しています。地権者は誘致を続けていますので、まだ安心出来ません。 板山の風力発電予定地をナオとクロが通過していますので、ホッとしています。とにかく、片道約1万キロを渡る鳥たちの障害をつくることのないようにせねばと思います。
*板山は2000kw1機。新たに木場山に風車4機が建設される計画が分かりました。(18日掲載のブログ)

・渡りは春と秋でコースが違う
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図は春の渡り

 インドネシア辺りで越冬した個体は、再び繁殖地の日本を目指します。渡りは2月の中下旬から3月に始まります。マレー半島の北までは、秋の経路を逆戻りしますが、その後、インドシナ半島などで、1週間から1ヶ月の滞在をしたのち、中国の内陸部を北上し、朝鮮半島の北部に至ります。
 つぎに、朝鮮半島を南下し、朝鮮海峡を越えて九州に入ります。ここで東に進み、繁殖地の長野県や山形県、青森県などに戻ります。
 ハチクマは秋と春で渡りの経路を大きく違えています。南下する際に最も危険なのは大瀬崎から中国までの東シナ海です。あまり羽ばたかずに風に乗りながら移動することの多いタカ類にとって、島影のない約700qの海上をいかに渡るかです。
 ハチクマプロジェクトによれば、「東シナ海の秋と春の気象条件、とくに風向と風力について調べたところ、ハチクマが大陸に向かう9月中下旬から10月上旬にかけては、東からの風がかなり安定して吹いています。ハチクマは、この追い風を利用して、西に向かって移動しています。」
 陸上では、山に沿って出来る上昇気流を使って移動していますが、海上では安定的に吹く追い風を利用していたのです。
 ハチクマが渡る5月には、東シナ海の気象条件は不安定で、約700qの海を越えるのは危険なため、大陸内を大きく迂回し約170qの朝鮮海峡を渡った方がはるかに安全です。
それにしても、渡りの経験の無い若鳥が渡りのルートをどうして知るのか。秋の渡りの際は成鳥と若鳥が混じって渡るので、若鳥は成鳥に付いていけば良いのかと思いますが、経験の無い春のルートをどうして知るのか? 成鳥がリードする? また、どうして放鳥地に再び戻ることが出来るのか?  
自力では遠くへ行けない人間には理解できないことです。
 気になるのは、ナオ(6/6 韓国)とクロ(4/3 タイ国境付近)がこの日付以降の軌跡が記録されていないことです。共に成鳥なので一度は渡りを経験しているので、とても気になります。
 通信が取れなくなったのか? この辺で渡りを止めとくか・・・? 最悪、密猟によって命を落としたのかも知れません。
 また、タカの渡りをより詳しく知りたい方は、以下のブログやホームページをご覧になって下さい。
赤腹鷹柱 http://akaharadaka.blog.fc2.com/
タカの渡り全国ネットワーク http://www.gix.or.jp/~norik/hawknet/hawknet0.html

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烏帽子岳の近くに風力発電建設計画

2017/07/18 06:37
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木場山一帯に風力発電所が出来たときのイメージ(烏帽子岳のアカハラダカ観察地より)発電機は高さ140m


黒髪町木場山付近で風況調査が実施されているのを確認していましたが、これまで計画が表に出ていませんでした。しかし、最近やっと情報が入りました。
それによると、
@設置基数 4基(7,500kW以下に抑える) ・・・アセス逃れ
A敷地面積 約10,000u(現況林地)
B市有地(所管:農林整備課)及び民有地(保安林)
C市有地を借地
D「市有林として管理できないので売りたい(「市有林としては維持しない」)」と言っていた。
E自主アセス実施中(昨年から1年間)。
これが本当ならば大変な事です。

黒髪町木場山付近に建設予定の風力発電の建設は、市民の憩いの場となっている九州自然歩道を分断し、させぼ景観100選で選ばれた「烏帽子岳からのながめ」と「烏帽子岳の自然」を全て失います。また、この山域は渡り鳥のハチクマ・アカハラダカなどの猛禽類の、国内のみならずアジアの重要な渡りのコースとなっており、これらに与える影響も計り知れません。

烏帽子岳では日本野鳥の会長崎県支部が長年定点観察を続けており、タカの渡りネットワーク(http://www.gix.or.jp/~norik/hawknet/hawknet)に掲載されています。2016年9月を見るとアカハラダカ19,790、ハチクマ324、サシバ23、ノスリ6、ツミ3、ハイタカ5の他にチゴハヤブサ、オオタカ、ミサゴ、チョウゲンボウなどが記録されています。
全てのタカ類が南下する際には、隠居岳→木場山→烏帽岳への順に飛んできます。尾根筋に発生する上昇気流を利用して飛翔するため、この尾根に風力発電機建設すると、タカ類のバードストライクが極めて多く発生することは明白です。

佐世保市は「自然との共生」を進めています。ならば、片道1万キロ以上の渡りをするタカ類のルートを護るのは当然のことです。もし、風力発電機を建設すると全国的に重要な渡りのルートを壊してしまうことになり、大きな批判を受けることでしょう。


*事業者は(株)市民風力発電(本社は札幌)で、土地を斡旋している不動産ブロカーは世知原町板山にも風力 発電機の建設斡旋をしています。

詳しくは会のホームページ http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/youbousho.htm を見て下さい(木場山と板山を掲載)。

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上昇気流を捉え旋回して高度を上げるアカハラダカ。このあと移動に入る。

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旋回して高度を上げているハチクマ。
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アライグマ

2017/07/14 20:02
数年前にヤマネの調査を国見山で実施しました。方法は巣箱を設置して、巣箱を利用する様子をトレイルカメラで無人撮影を行うと言うものです。しかし、残念ながら確認出来ませんでした。
しばらく遊んでいたトレイルカメラを自宅近くの山道に設置しています。
最も多く写っているのがアナグマでついでアライグマです。
今のところこの2種しか撮影出来ていません。
アニメのラスカルが可愛らしくて、アライグマをペットとして購入したものの、気性が荒く飼えなくり野外に逃がしたものが増えています。
ミヤマアカネ田んぼにも沢山の足跡がついています。オタマジャクシやカエルを食べているのかもしれません。
農作物(果樹を含め)を荒らすために困った存在になっていおり、特定外来生物に指定されています。
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水路の側を歩く。

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なんだこりゃ・・・・カメラをのぞき込んでいます。



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クロオオアリの巣

2017/07/03 12:57
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クロオオアリは日本で最も大きいアリです。
開けた乾燥した地面に好んで営巣しますので、畑や舗装されていない道などのほか、住宅地や公園など都市部にも多く生息します。
10日ほど前から自宅の庭の隅にまるで噴火口のような巣の入り口が出現。今では直径が約30センチ、高さは約7センチになりました。
どれくらい大きく成長するか楽しみです。

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働きアリが土の粒をくわえて、巣の入り口に捨てていきます。
餌を運び入れる様子はまだ観察していません。今は、巣を作っている段階なのでしょうか。


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ミヤマアカネ田んぼのヒエ抜き

2017/06/23 21:58
ミヤマアカネ保全田んぼのヒエ抜きをしました。
予定は25日(日)でしたが、雨の予報でしたので急遽天気の良い今日(23日)に変更しました。
幸いにも9人の人が集まってくれました。
ミヤマアカネ田んぼは、高いとこと低いところが有って、田植えもやりにくいのですが、その後は高いところにヒエが集中的に生えるのでやっかいです。
今年は、イネかヒエか分からないくらいです(画像の下の方)。
兎に角、ヒエを抜き稲の姿が見えるようにと頑張りました。9時から始めて終わったのが4時でした。しかし、まだまだ残っています。
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手前がヒエを抜いていないところ、奥は抜いたところ。

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稲を植えた筋がはっきり見えるようになりました(午後3時過ぎ)。

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抜いたヒエの一部。

☆24日(土)・25日(日)にも実施しました。しかし、まだ十分ではありません。大きくなると抜くのが大変です。7月にも予定を加えます。
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ホソバイラクサ(長崎県初記録)

2017/06/19 20:04
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(イラクサ科)

佐世保市内の小森川で発見しました。
ホソバイラクサはナガバイラクサの変種で高さ80〜150cm。葉は長楕円状披針形.長さ8−15p、両面に毛がある。托葉は4枚で長さ7〜8nm。花は8−9月.葉腋から複穂状にでる。多く は雌雄異株。〔分布〕温帯:本州・九州・朝鮮・満州・樺太太・カムチャツカ・東シベリア。
*図鑑の記述に沿って検索したのですが、当てはまらない部分があり、ホソバイラクサなのかナガバイラクサなのかはっきりしません。結局分布域からホソバイラクサとしました。
本株は雌雄同株のようです。

ナガバイラクサの方はシーボルトが採取しています。
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花の拡大画像(多分両性花でしょう)・・・ヤギ類のポリプみたいで綺麗です。
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ベニトンボ

2017/06/17 19:31
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(トンボ科)

市内の小森川でオスを一頭確認しました(顕微鏡モードで撮影)。一目見て、ショウジョウトンボなどの赤いトンボと違うことが分かります。

wikipediaによれば、「南方系の種で、台湾以南の中国中南部や、東南アジアなどに分布している。日本では1954年に鹿児島県で初めて発見されたが、1980年以降沖縄本島や鹿児島県以外の九州各地でも記録されるようになった。また2000年代以降になって、高知県や徳島県など四国の各地からも記録されるようになり、日本におけるベニトンボの生息域が北上していることが明らかとなった」とあります。

昨年7月19日に会員のNさんが同じく小森川で採取しています。
コンデジのピントが合わなかったので、ベニトンボの後ろに手を置いてピントを合わせました。逃げると思ったのですが逃げないのです。
その後も、ピントを合わせようとしたのですが、全く合いません(コンデジ最大の欠点)。そこでぐっと近づいて顕微鏡モードにしたら、ピントがあってくれました。
なんと、大胆なトンボなのでしょうか。

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ハナガサクラゲの食事

2017/06/10 09:39
10日(土)の自然体感会の下見に行ってきました。
面白いものが沢山見られました(フジテガニ・ユビアカベンケイガニ他)。その中の一つのハナガサクラゲを紹介します。あちこちで見かけました。
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ネットで調べましたが、長い触手の数は分かりませんでした。この1本の長い触手が捕食用の触手ではないでしょうか。兎に角綺麗なクラゲです。

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砂浜でヒメハゼを捕らえていました。長い触手の先には2匹のヒメハゼが捕らえられていました。見つけたときはヒメハゼは逃げようと動いていましたが、次第に動きが止まりました。
その頃になると触手が縮まり、最後には傘の下に引き入れられてしまいました。

これが、ハナガサクラゲの食事なのですネ。
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「続・させぼ自然ガイドブック」完成

2017/06/07 10:47
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平成28年6月から編集を始めた「続・させぼ自然ガイドブック」が完成しました。


 させぼ自然ガイドブックを平成8年に発刊しましたが、早いもので20年が経過しました。
 その間に佐世保市は宇久町・吉井町・江迎町・小佐々町・世知原町と合併をしました。これによって、旧市内になかった、山・草原・川・外洋などの多様な自然環境が加わりました。新しい環境が加わるとそこにすむ生物も当然増えてきます。
 
 本書では、新しく加わった地域の種を多く取り上げました。詳しい種の解説は図鑑に譲りますが、執筆者の長年の観察で得られた生態などが書かれていて、図鑑からは得られないものが有ると思います。
 それから、皆さんのちょっとした気づかいで地域の生物が守れるように初版にはなかった「誰にでもできる自然保護」、地域の特徴を現した生物を紹介した「地域の特徴有る生物」を加えました。
また、虫や鳥の声を集めたCDを復刻しました。
 
この本を手に取られた方々が、これまで以上に佐世保市の自然に興味を持たれ、あなたと野生生物との距離を近づけるための一助になればれと思います。
 自然の中へ出る機会が増え、地域の環境と生物を身近に感じて貰うことで、自然への理解が深まり、愛情が湧いてきます。そうすれば、それを失いたくないと思う心が生まれて来ると思います。

私たちは、そんな気持ちを多くの人が持って欲しいとの願いをこめて書きました。

お買い求めは以下の書店等でお願いします。
金明堂 各店(京町店、大野モール店、日野店、金文堂:イオン大塔店内)
TSUTAYA 大塔ココアドバンス店
TSUTAYA 佐世保五番街店
TSUTAYA 佐世保梅田店
九十九島ビジターセンター・国見の郷。


両生・爬虫類のページ
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船越町の海岸を歩く

2017/05/27 10:12
大潮なので俵ケ浦半島の海岸を歩こうと出かけました。少し早かったのでこれまで歩いたことのない船越町の海岸の下見をしようと立ち寄ってみました。ところが、色々と面白く結局ここで調査をしました。
植物ではハマホラシノブとカノコユリが多く、貝類ではハボウキとシラオガイが多く見られました。

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ハマホラシノブ(ワラビ科)市内では九十九島などに崖地があり、本種が多いような気がするのですが、実は非常に生育地は少ないのです。4箇所で確認出来ました。


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アマモ場 潮間帯下部にここでは大きな群落がありました。この砂浜も掘ってみると色々出てくるような気がします。

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ハボウキ(ハボウキガイ科)
 この海岸で特筆すべきことは、本種が非常に多いと言うことです。市内で最大の生息地でしょう。写真の中に10個体写っています。

良い環境が残っていてホットしました。
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ミヤマアカネ保全田んぼの田植え

2017/05/22 21:48
ミヤマアカネ保全田んぼは、これまで水路掃除・畦板張り・種蒔きと準備段階でしたが、いよいよ田植えです。
ところが、今年は、苗の生育が悪く半分程は近所の方に譲って頂きました。
早朝から、田の水を減らし植えやすい状況にしていましたが、水尻が全て低いのでどうしても水尻は泥が深く植えにくいものです。
今回は、三人の方が田植え機に初挑戦。見た目より難しくしんどいとの感想。
私は昨年腰を痛め、まだ十分(多分治らない)でないので、大変助かりました。
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植えるときはやや水を少なくした方が、植えやすい。

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希少種のトノサマガエル(多分♀)も歓迎してくれました。

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よその田んぼに比べ、アカハライモリがやたらと多い。農薬をあまり使わず掛け流しなので、イモリの餌が多いためと思います。
ミヤマアカネの発生が減少気味なのは幼生がイモリに捕食されたのが大きな要因ではないかと思っています。
そこで、捕獲して少し離れた水田に移動させました。
捕獲には子供達が大活躍。300匹程を移動させました。しかし、まだ沢山います・・・・・・・。
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新緑の俵ケ浦半島

2017/05/12 15:28
常緑樹の最も美しい季節です。
大潮の俵ケ半島を歩いて来ました。目的は貝類の調査です。美しいトミガイの貝殻を1個拾ってヤッター!
兎に角新緑がとても綺麗でした。磯辺ではトベラやシャリンバイが盛りです。特にトベラは良い香りを漂わせていました。森林ではスダジイの花が終わりかけていました。
余りにもの美しさに高い岩場を見つけて、怖い思いをして岩の上から九十九島を眺めてみました。もう一週間ほど早ければもっと美しかったと思います。

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中央の小高い山は赤崎岳

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スダジイの花が終わりかけていました。霞が濃く、高島までしか見えませんでした。

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新緑の国見山と北谷川

2017/05/05 14:17
5月の連休頃は、常緑広葉樹林の最も美しい季節です。夏緑広葉樹林のように明るさはないのですが、ブロッコリー状の樹冠が新緑色になり、ここにシイの花が咲くとさらに美しい。
国見山山頂から北谷川を眺めると、沢沿いには夏緑広葉樹の新緑。沢を離れると常緑広葉樹(スダジイ)の新緑が見られます。
谷に入ると、沢沿いのやや明るい場所にはツクシタニギキョウ・ネコノメソウ・コミヤマスミレなどが見られます。
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国見山山頂から北谷川を望む

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比較的暗い場所にも生えるコミヤマスミレ(スミレの中では最も暗い場所に生える)

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比較的明るい場所を好むツクシタニギキョウ(沢沿いや、湿った林道の脇などで見られる)

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県内の分布が限られるネコノメソウ。林内のやや明るく、年中水が流れている(湧水)場所に群落を作る。国見山系には多い。
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樹木の白い花

2017/05/03 20:34
里山ではヤマザクラが終わった後、ミツバツツジ類が終わり、高木の花ではミズキが咲き始めました。低木ではコバノガマズミ・ゴマキが咲いています。
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ゴマキ(レンプクソウ科)県内では国見山でしか見られません。和名の通り葉がゴマの香りがします。特に若葉の頃は触れただけでゴマの香りが漂います。

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コバノガマズミ(レンプクソウ科)標高300mを越えると目立つようになります。ガマズミよりすこし遅く花を咲かせます。
林縁で見られますが、除伐されることが多く、花をつけるような個体は非常に希です。

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春を感じる香り

2017/04/01 15:57
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ヒサカキは雌雄異株です。こちらは雄花・・・・花弁の間からオシベが沢山見られます。
*希に両性花が見られますが、図鑑では雌雄異株とされています。

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こちらは雌花。子房の先のメシベが見えます。


花で春を感じるのは一般的で、その代表は桜でしょうか。私の住む世知原でもソメイヨシノがチラホラ咲き出しました。1週間くらいで満開でしょうか。
自生する樹木では、ナンバンキブシ・アオモジ・オガタマノキ(盛りが過ぎました)が咲き、ついでシキミ・ヒサカキ・クロキとなりますが、今は6種の花が見られます。最後にヤマザクラが咲きます。
私は、ヒサカキの花が咲くと、いよいよ春が来たと感じます。ヒサカキの花は常緑樹で葉の陰に咲き、しかも花が小さいので、見る気にならないと見られない花ですが、代わりに香りを出します。漬け物のたくあんに似た香りです。好まない人もいますが(好まない人に取っては臭いでしょう)、私は好きな香りです。
いよいよ、楽しい季節の到来です。・・・スギ花粉はボチボチ終わりですし・・・。
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春を告げるオガタマノキとナンバンキブシ

2017/03/10 17:44
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オガタマノキ(モクレン科)
オガタマ(招魂)という名前から古来神社に多く植えられていますが、県北一帯の山地にも数多く自生する常緑高木。まだ冬景色の2月末頃に樹冠(じゅかん)一杯に花を咲かせます。付け根が紅を帯び白く伸びた花弁は見た目にも美しく香りも良く「春告げ花」と呼ぶにふさわしい樹木で、市内にも巨木が点在します。

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ナンバンキブシ(キブシ科)
アオモジと同じ頃に花を咲かせます。キブシの和名は木五倍子の意味で五倍子の代わりに本種の果実の皮を用いたからだそうです。
良く結実します。昼間花に昆虫が来ているのを見たことがありません。元田平昆虫園園長の西澤さんに聞いたところ夜にシャクガの仲間が吸蜜に来るそうです。
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平戸 上段の野の野焼き

2017/02/20 20:17
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(2/13)火入れが始まります。輪地切り(平戸では「切りはぎ」と言います)をしたところから火を入れ、延焼を防止します。勿論野焼きの安全にもなります。
その後、山の高いところから枯れ草に火を付けます。

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草原を囲むように火を付けて行きますので、時間的に上側がかなり燃えたところで、下部に火が入ることとなり、大きな火のかたまりが、山の上に向かって広がっていきます。
どこからとも無く、多くのトビが集まって来て、炎の上を飛んだり、炎の近くまで急降下してきます。

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燃えた草の上にツチイナゴの死骸がありました。ツチイナゴは成虫越冬しているので、火に追われて飛び立ちます。・・・トビはこれを狙って火の近くに集まるのです。

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平戸で最南端の草原。上段の野の野焼きが終わりました。
春になると、草原は新緑に覆われます。
野焼きは美しい景観と希少な草原性の植物とこれらに依存している昆虫を保全してくれる重要な行事なのです。

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ヤマアカガエルの産卵

2017/01/30 10:45
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ヤマアカガエルの抱接(上が♂)。カエルは全て雌が大きい。♀はお腹に卵を抱えているのが分かる。

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産卵直後の卵塊。白い部分は卵黄。

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一晩で、この様に水を吸って大きくなります。水が無くなり干し上がったとき、含んだ水分がしばらくは卵を守ります。


自宅の庭にはセメントを混ぜる箱を利用し水草を植えています。5個を置いているのですが、毎年、全ての箱にヤマアカガエルが20卵塊ほど産卵をします。全てを5個の箱で育てることは出来ませんので、卵塊を近くの田んぼの水のある場所や防火用水槽に移します。
残したものは、キャットフードや野菜屑を与えて育てますが、成長し上陸するのが5月中旬以降と、他のカエルに比べるとかなり長い間幼生で過ごします。成長した幼生は田植え前の田んぼに放流しています。

この辺りでは、ヤマアカガエルは毎年1〜2月の間に2〜3度産卵をします。
産卵前になると盛んに鳴くので、直ぐに分かります。
1月29日は暖かい雨。夜も気温が余り下がらず、20時の気温が15℃。絶好のヤマアカガエルの産卵日和です。しかし、鳴き声が聞こえません。様子を見に行くと3個の箱にそれぞれ♂が1個体。1個の箱の側に♂が1個体。別の箱の側に抱接個体が1。庭に♀が1個体いました。
1時間ほどすると鳴き声が聞こえましたので、様子を見に行くと既に1卵塊を生んでいました。
この日は朝まで、鳴き声がしていました。
結局3個の卵塊がありました。♀は産卵が終わるとその場には永く留まりませんが、♂は暖かい日が続く間、水の中に留まって次のチャンスを待ちます。しかし、急に寒くなると死んでしまいますが、次の暖かい日には死んだ♂に抱接する♂の姿が見られます。
抱いた相手が声を出さなければ、♀だと思うのでしょう。なんとも・・・・。

*本種も希少種で、県内では佐世保市の山間部に生息しています。産卵に適した水田や浅い溜め池が少なくなり、減少しています。産卵シーズンは道路を渡ることもあるので、車に轢かれることも減少の一要因です。
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ニホンアカガエルの産卵

2017/01/29 08:50
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イノシシが掘り返した休耕田の窪みに水が溜まり、良い産卵場所になっている。

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これらは雨が降れば大丈夫でしょう。

俵ヶ浦半島の一部の水田では、例年この時期になるとニホンアカガエルやカスミサンショウウオの卵塊が見られます。以前は市内の各地にニホンアカガエルの産卵場所がありましたが、多くの水田が休耕になるに従い、産卵場所が激減しています。このような中、現在残された産卵地は非常に貴重な存在です。
今年は、雨が少なかったせいで、産卵が遅れています。いつもなら12月頃から産卵が始まりますが、今年は1月になってからです。
しかし、雨が少なく田んぼが干し上がってしまい。沢山の卵塊が干からびています。
こんな中、田んぼの中に付いた足跡などの小さな窪みに産み付けられたものは、乾燥しにくいせいかなんとか生きており、孵化をしているものもありました。
29〜30日と雨の予報なので、これらも生き続けられるでしょうし、新たに産卵もされるでしょう。
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スギ葉が一部黄色く変わる

2017/01/12 22:20
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背景はヒノキ

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黄変した枝(葉)

冬期になると針葉樹(植林地)の林は色が変わり、全体には赤褐色となります。ヒノキは深緑色を保ったままなので、冬になると、スギとヒノキは遠くからでも簡単に見分けが付きます。
自宅近くの植林の中に、毎年冬になると一部ですが、同じ枝についた葉が黄色くなります。暖かくなると再び緑に戻ってしまいます。
調べて見たら、「針葉の冬期における変色の遺伝(第I報)」農林省林業試験場 千葉茂(昭和28年7月14日)
に書かれていましたので一部を紹介します。

スギは一般に秋から冬にかけて日光直射部分の針葉が黄褐〜 赤褐色に変色する。九州地方においては挿杉の品種的特徴として変色の著しいものをアカ, 変色の少いメアサ系のものをアオ等と呼んでいる。

I 冬期における針葉の変色の状況
1. 外観並びに解剖学的観察
針葉の変色は黄褐〜 赤褐に至る種々の色調があり, それは 皮の多少, 夏の針葉の色調等により影響を受ける。この変色は晩秋の初霜と同時に日光直射部分に生じ, 春と共に再び緑色に回復する。多くのスギの変色の外観的観察の結果変色の状況により次の4型に分けられる。

A 赤変型:変色著しく赤褐色に変色する。
B 黄変型:変色少く, 黄褐色を呈する。
C 白変型:緑色消失し白変する。
D 緑色型:変色ぜず緑色を保つている。

一般のものはA型に属し, 九州のメアサ系はB型に属す。C型は突然変異と思われるものでその年の針葉が葉
緑素を失い白色となり春と共に回復する。D型は冬に殆ど変色せず緑色を保つているもので本報告でミドリス
ギとして遺伝試験に用いたものである。

文献には、株の一部の色変がわりか、全体的なものかは書かれていません。
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