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プロフィール

ブログ名
よかばい ふるさと
ブログ紹介
佐世保市周辺には西海国立公園の九十九島や俵ヶ浦半島・烏帽子岳。県立自然公園の国見山など、まだまだ自然が残されています。しかし、その自然も積極的に守っていかないと、年々失われていくばかりです。
「ふるさと自然の会」は “ふるさとの自然に親しみ、これを大切にする心を育み、その豊かな恵みを後世に伝えよう”という目的で平成8年(1996)4月に設立されました。
ここでは、自然体感会の様子。生物の調査や保全で分かったことなどを紹介します。

ふるさとの自然の会については、ホームページ(http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/)に詳しく掲載しています。
また、私の住む地域(世知原町開作)の自然を「かいさく ぶらぶら」http://kaisaku.at.webry.info/で紹介しています。

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スッポンタケ

2017/11/17 20:24
学名:Phallus impudicus スッポンタケ科・・・食用
この辺りで確認しているスッポンタケの仲間は本種の他に、キヌガサタケ・ウスキキヌガサタケ。全て竹林の中や脇で見られます。キヌガサタケ・ウスキキヌガサタケは梅雨〜夏にかけて発生しますが、本種は晩秋に見られます。
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幼菌は球状(径4〜6p)写真のものはピンポン球ほどの大きさ。

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基部には太くて長い根状菌糸束を伸ばしています。

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幼菌の断面(茶色い部分はゼリー状)

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傘を伸ばした状態。まだ、粘液のような暗緑色のグレバを出していません。これは臭いのでハエが集まります。
臭いでハエを呼び寄せて胞子を運ばせるのです。昆虫とキノコの面白い関係です。

ちなみに学名のPhallus impudicusはwikipediaによると「恥知らずな男根」とのこと。・・・・なっとく!!
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ベニトンボとヒメアカネ

2017/10/11 20:24
本種は、南方系の種で、台湾以南の中国中南部や、東南アジアなどに分布しているが、近年九州全域で見られるようになり、「神戸のトンボ」では2016年に神戸市内で確認されたことが掲載されている。
当ブログでも佐世保市内の河川でベニトンボ(トンボ科)を確認したことを以前に書きましたが、同じ市内の別の河川で複数(5頭以上)を見ました。全て♂でした。

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ベニトンボ

同じ場所でヒメアカネ(トンボ科)(♂)を1頭確認しました。本種は希少種で長崎県・佐世保市共に(NT)とされています。私も久し振りに見ることが出来ました。
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ヒメアカネ
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アキノギンリョウソウなど・・

2017/09/16 17:18
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I さんから国見山にアキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)が咲いていると連絡をもらいました。添付されている写真を見ると黒い部分が少なくとても綺麗でした。
台風前に見ようと出かけてきましたが、いつもの場所には発生していませんでした。教えてもらった場所へ行くと・・ありました。しかし、少し黒ずんでいます。周辺を探していると、綺麗な個体が見つかりました。2011年に初めて見たときも黒くなっていましたので、6年目にして綺麗な個体を見ることが出来ました。
以前はイチヤクソウ科でしたが、ツツジ科に移されました。春に発生するギンリョウソウに似ているのでギンリョウソウモドキ・・秋に発生するのでアキノギンリョウソウ。
近縁のギンリョウソウはベニタケ属菌類と菌根共生していることが明らかになっていますが、本種もベニタケ属菌類と共生していると考えられています。
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空が明るくなったので、近くを散策。国見山で初めてイガホオオズキ(2株)を見ました。多年生草本ですが、同じ場所で長くは見られず、違った場所にぽつんぽつんと出現します。2004年に烏帽子岳で見たのが最後でした。

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ヒメジソとイヌコウジュが林道の脇で花盛りです。面白いことにヒメジソは林の縁(法面の下で水分が多い)、イヌコウジュはより日当たりが良い場所(法面の上でやや乾燥しやすい場所)にと林道の両脇に分かれて生えていました。
イヌコウジュはどこにでもありますが、ヒメジソはぐっと少なくなります。
簡単な見分け方はイヌコウジュは葉の鋸歯が片側に6〜13個であるのに対しヒメジソは片側に4〜6個の鋸歯しかありません。また、香りはイヌコウジュの方が強く、ヒメジソは弱い香りです。
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アユとブラックバス

2017/08/31 13:41
小森川で潜水調査をしています。
今年は大きな雨が降らないので、浅くて開けた砂底の場所ではクロモが大きな群落を作っています。場所によっては外来種のオオカナダモより遙かに優勢です。
このせいか魚がモの生えていない所に集中していました。また、今年生まれのオイカワやカワムツの幼魚が多く、とても賑やかでした。
ただ、大水がでてないので、水底に沈んだ汚れが流されずに残っており、濁り易くなっていました。

今年はアユが多く見られました。餌は豊富なので縄張りを作らずに群れで行動しており、同じ石についたコケを複数のアユが食べていました。
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20pほどの丸々太ったアユでした。河口に二つの転倒堰があるのにどうして遡上出来たのか不思議です。まさか陸封ではないでしょう。

外来魚ではカムルーチ・ブラックバス・ブルーギルが生息していますが、ブラックバスの25p前後のものが群れを作っていましたし、40pはあると思えるカムルーチに3度出会いました。
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オニヤンマの産卵

2017/08/19 20:28
ミヤマアカネ保全田んぼでは、水口でミヤマアカネの産卵が始まりました。
他にも、オオシオカラトンボ・シオカラトンボ・マユタテアカネ・ナツアカネ・カトリヤンマも産卵をしています。
日本で最大のオニヤンマもよく産卵に来ています。オニヤンマは水の落ち口で、溶存酸素が十分な所を選んでいるようです。
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おぼれているわけではありません。ただ今産卵中!!

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一旦休んで・・・

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位置を変えて再び産卵。

オニヤンマの生態を調べたのですが、「卵で越冬し幼虫期は3〜5年とかなり長い」ことしかわかりませんでした(生物の生活史を書いた書籍はないと言って良いくらいです。ミヤマアカネの保全については自ら調べるしかありませんでした)。産み付けられた卵がミヤマアカネのように水のない環境で越冬出来るか疑問です。もし無事越冬できても田んぼは半年間は水のない環境なので幼虫が長年生き続けることは出来ないでしょう。田んぼの環境でも水田まわりに湧き水があるところでは、幼虫を見ることがありますので生き続けられると思います。
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ミヤマアカネの発生状況

2017/08/13 20:30
今年は気温が高かったためかミヤママネの発生がいつもより早くから始まりました。さらに、個体数も多くこの調子で発生が続くと1500頭を越えそうです。
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1600頭近い発生がこれまでに、2回あったもののその後発生個体数が減少しています。毎年同じような管理をしているので、減少の原因が分かりませんでした。
昨年、田んぼを見回っていてアカハライモリがよその田んぼに比べると異常なほど多いことに気付きました。
間断灌水をせずにしかも掛け流しで、農薬は箱苗剤だけです(掛け流しなので農薬は殆ど流出していると思います)。周囲の田んぼが生息しにくくなり、ミヤマアカネ保全田んぼに集まって来たのでしょう。そして、孵化まもないミヤマアカネの幼生を捕食していることが考えられました。
今年は田植え・ヒエヌキの際にイモリを捕獲し、他の田んぼへ移動させました。
今年の発生数はイモリの除去が功を奏したのだと思います。

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水口に集まるミヤマアカネ(発生個体には、調査のために全て白のマーカーをつけています)

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掲示板を作りました
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台風前の夕焼け

2017/08/07 16:09
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世知原町開作からの夕焼け
開作からは見通しが良い日には平戸島〜五島列島が望めますが、最近はそのような日は年に数回しかありません。pm2.5によるものか、水蒸気や塵の量が以前より多くなったことによるのかもしれません。

6月〜9月頃までは平戸島に沈む太陽と夕焼けがよく見られます。それ以降は太陽の位置が変わるので夕焼けはしても真っ赤な太陽が沈むのは見られません。
夕陽や朝日が赤いのは、大気が太陽の青い光を散乱するために、空気の層を長い距離、通過すると青い光は届かず、赤い光が残るためとです。
台風前やあとは、強い風で塵などが飛ばされるため、太陽の光が散乱せず長い距離を通過するからでしょう。
台風は完全に佐世保からはずれましたが、少し雨が欲しいところですね。
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アサギマダラ

2017/07/31 10:23
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国見山でアサギマダラの数が増えてきました。夏の終わり頃から秋にかけてはオトコエシ・オミナエシ・ヒヨドリバナ・アケボノソウなどが咲くので、これらの花で盛んに吸蜜します。しかし、今の時期は花が少ないので、ヤブガラシなどでも吸蜜していますが、ネムノキでは見たことがありません。

国見山〜山麓ではハンカイソウの花が見られます。アサギマダラはこのように大きな花が好きなようで多くが集まって吸蜜しているのが見られます。
アサギマダラは翅が浅葱色(あさぎいろ)をしていることが和名の由来です。浅葱色を調べると、「ごく薄い藍色のことで、現在はやや緑がかった薄い藍色をさす。」とあります。

アサギマダラは渡りをするチョウとして有名で、渡りの調査をする際に、翅の浅葱色の部分にマジックペンで、放した場所・氏名・日付を書いています。浅葱色の部分は鱗片が少なく文字が書けるのです。

秋になると、標識されたアサギマダラを探すのが楽しみです。

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風力発電に脅かされるハチクマ1万kmの渡り

2017/07/19 11:28
佐世保市の「木場山」や「板山」などハチクマの渡りのメインルートに風力発電建設の計画があります。
そこで、ハチクマの渡りを知ることによって風力発電が渡りにどのような影響を与えているのかを考えてみましょう。


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・佐世保はタカ道のジャンクション
 市内では、241種の野鳥が確認されています。これまで確認された野鳥を生活型に分けると、留鳥23%・夏鳥7%・冬鳥33%・旅鳥37%となります。旅鳥が37%と最も多くなっています。これは本市が本土の最も西に位置し、大陸に近いためでしょう。
 一般的には余り知られていないかもしれませんが、佐世保市は小型のタカのアカハラダカの渡りが観察されることで全国的に有名で、特に交通の便が良い烏帽子岳や冷水岳には、9月のシーズンになると全国からバードウオッチャーが訪れます。
国内で繁殖し、越冬のために東南アジア向かうハチクマと朝鮮半島等で繁殖した(*)アカハラダカが日本を経由して同じ東南アジアへ向かう途中に佐世保で合流します。さながら高速道路のジャンクションの様です。
 アカハラダカの渡りのピークは9月10日〜20日。ハチクマは9月下旬です。
*宮古野鳥の会顧問の久貝勝盛さんはアカハラダカの渡りの本流はハチクマと同じではないかと推測されています。

・渡りの発見
 この季節アカハラダカが大量に長崎県の上空を渡ることが知られたのは、日本野鳥の会長崎県支部の竹上修・谷口秀樹さんが1985年9月14日に諫早市の五家原岳山頂で13,000羽を、同日に西彼県民の森で村山和聰さんが5,000羽のアカハラダカが渡るのを観察したことからです。
 ハチクマについては、谷口秀樹さんらが1989年9月24日に1,251羽のハチクマが福江島の大瀬崎を大挙して飛び立つのを観察しています。
長崎・五島列島 福江島の博物誌(http://fukuejima.la.coocan.jp/)を公開されている上田さんによれば、1994年から続く大瀬崎での調査における最高記録は、2008年度の22,952羽、昨年2015年は15,657羽と集計されています。
 日本野鳥の会長崎県支部では1985年のアカハラダカの渡りの発見を機にタカの渡り調査を続けています。私も以前は会員でしたので、タカの渡りの季節は楽しみで、9月〜10月中旬には国見山・烏帽子岳・冷水岳・志々伎山(平戸)などで調査に参加していました。
さて、今回主に紹介するハチクマは、日本では初夏に夏鳥として渡来し、九州以北の各地で繁殖します。ハチクマは、ハチ類の蛹や幼虫を主食にするタカ科の鳥で、英名では「Oriental honey-buzzard」です。
 餌がなくなる9月中下旬から10月上旬に、本州から九州へと向かい、中国・ラオス・ベトナム・マレーシアを経由しインドネシアへ渡っていきます。

・ハチクマの秋の渡り
 2012年にハチクマプロジェクト{慶應義塾大学SFC研究所生物多様性研究ラボ(樋口広芳慶應義塾大学特任教授)}がハチクマの渡りを衛星を使って調査しました。その時の情報は、web上で公開されており、「ハチクマプロジェクト2012」で検索出来ます。
 発信器を付けたのは4羽の成鳥です。愛称・放鳥日・放鳥場所・性別に記します。
・ケン(紺)・2012/6/22・青森県黒石市・♂ ・ナオ(赤)・2012/6/22・青森県黒石市・♀
・クロ(紫)・2012/6/20・青森県黒石市・♂ ・ヤマ(青)・2012/6/30・山形県西置賜郡・♂

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(図1)2012 秋の渡り

 図1は発信器を付けたハチクマが飛び立ってから、越冬地に到着するまでの軌跡です。
 ハチクマは日本列島を南下して九州に入り、佐世保市を通過し五島列島の西から海上へ出ます。そして、東シナ海約700qの海上を越え、中国の長江河口付近に入ります。その後、中国のやや内陸部を南下し、インドシナ半島、マレー半島を経由してボルネオやフィリピン、あるいはジャワ島や小スンダ列島にまで到達して、渡りを終えます。総延長移動距離、約1万キロ。約1ヶ月の旅です。
図2の佐世保市付近の軌跡を詳しく見ると、ケン・ナオ・クロの3個体が揃って国見山〜将冠岳〜大崎半島を通過。別のルート(熊本経由)で来たヤマは天草からわざわざ俵ケ浦半島まで来て上五島へ渡っています。
 多くのハチクマ個体群の中から、たまたま標識された3個体が国見山〜将冠岳〜大崎半島を通過していると言うことは、渡りのメインルートではないかと思われます。

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図2 佐世保の上空はメインルート

・気がかりな障害物
 渡り鳥が多く通る場所は風況が良いために、風力発電の建設にとっても良い場所となります。
 国見山にも風力発電の計画がありましたが、当会と伊万里の方々と力を合わせ撤退させました。しかし、別の業者が建設すると言う話が度々持ち上がります。
 また、世知原町板山茶園にも2機の風車建設計画がありました。建設計画地には近隣に住居があることから、「世知原町の自然と生活環境を守る会」の方々の反対署名を受けて頓挫しています。地権者は誘致を続けていますので、まだ安心出来ません。 板山の風力発電予定地をナオとクロが通過していますので、ホッとしています。とにかく、片道約1万キロを渡る鳥たちの障害をつくることのないようにせねばと思います。
*板山は2000kw1機。新たに木場山に風車4機が建設される計画が分かりました。(18日掲載のブログ)

・渡りは春と秋でコースが違う
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図は春の渡り

 インドネシア辺りで越冬した個体は、再び繁殖地の日本を目指します。渡りは2月の中下旬から3月に始まります。マレー半島の北までは、秋の経路を逆戻りしますが、その後、インドシナ半島などで、1週間から1ヶ月の滞在をしたのち、中国の内陸部を北上し、朝鮮半島の北部に至ります。
 つぎに、朝鮮半島を南下し、朝鮮海峡を越えて九州に入ります。ここで東に進み、繁殖地の長野県や山形県、青森県などに戻ります。
 ハチクマは秋と春で渡りの経路を大きく違えています。南下する際に最も危険なのは大瀬崎から中国までの東シナ海です。あまり羽ばたかずに風に乗りながら移動することの多いタカ類にとって、島影のない約700qの海上をいかに渡るかです。
 ハチクマプロジェクトによれば、「東シナ海の秋と春の気象条件、とくに風向と風力について調べたところ、ハチクマが大陸に向かう9月中下旬から10月上旬にかけては、東からの風がかなり安定して吹いています。ハチクマは、この追い風を利用して、西に向かって移動しています。」
 陸上では、山に沿って出来る上昇気流を使って移動していますが、海上では安定的に吹く追い風を利用していたのです。
 ハチクマが渡る5月には、東シナ海の気象条件は不安定で、約700qの海を越えるのは危険なため、大陸内を大きく迂回し約170qの朝鮮海峡を渡った方がはるかに安全です。
それにしても、渡りの経験の無い若鳥が渡りのルートをどうして知るのか。秋の渡りの際は成鳥と若鳥が混じって渡るので、若鳥は成鳥に付いていけば良いのかと思いますが、経験の無い春のルートをどうして知るのか? 成鳥がリードする? また、どうして放鳥地に再び戻ることが出来るのか?  
自力では遠くへ行けない人間には理解できないことです。
 気になるのは、ナオ(6/6 韓国)とクロ(4/3 タイ国境付近)がこの日付以降の軌跡が記録されていないことです。共に成鳥なので一度は渡りを経験しているので、とても気になります。
 通信が取れなくなったのか? この辺で渡りを止めとくか・・・? 最悪、密猟によって命を落としたのかも知れません。
 また、タカの渡りをより詳しく知りたい方は、以下のブログやホームページをご覧になって下さい。
赤腹鷹柱 http://akaharadaka.blog.fc2.com/
タカの渡り全国ネットワーク http://www.gix.or.jp/~norik/hawknet/hawknet0.html

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烏帽子岳の近くに風力発電建設計画

2017/07/18 06:37
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木場山一帯に風力発電所が出来たときのイメージ(烏帽子岳のアカハラダカ観察地より)発電機は高さ140m


黒髪町木場山付近で風況調査が実施されているのを確認していましたが、これまで計画が表に出ていませんでした。しかし、最近やっと情報が入りました。
それによると、
@設置基数 4基(7,500kW以下に抑える) ・・・アセス逃れ
A敷地面積 約10,000u(現況林地)
B市有地(所管:農林整備課)及び民有地(保安林)
C市有地を借地
D「市有林として管理できないので売りたい(「市有林としては維持しない」)」と言っていた。
E自主アセス実施中(昨年から1年間)。
これが本当ならば大変な事です。

黒髪町木場山付近に建設予定の風力発電の建設は、市民の憩いの場となっている九州自然歩道を分断し、させぼ景観100選で選ばれた「烏帽子岳からのながめ」と「烏帽子岳の自然」を全て失います。また、この山域は渡り鳥のハチクマ・アカハラダカなどの猛禽類の、国内のみならずアジアの重要な渡りのコースとなっており、これらに与える影響も計り知れません。

烏帽子岳では日本野鳥の会長崎県支部が長年定点観察を続けており、タカの渡りネットワーク(http://www.gix.or.jp/~norik/hawknet/hawknet)に掲載されています。2016年9月を見るとアカハラダカ19,790、ハチクマ324、サシバ23、ノスリ6、ツミ3、ハイタカ5の他にチゴハヤブサ、オオタカ、ミサゴ、チョウゲンボウなどが記録されています。
全てのタカ類が南下する際には、隠居岳→木場山→烏帽岳への順に飛んできます。尾根筋に発生する上昇気流を利用して飛翔するため、この尾根に風力発電機建設すると、タカ類のバードストライクが極めて多く発生することは明白です。

佐世保市は「自然との共生」を進めています。ならば、片道1万キロ以上の渡りをするタカ類のルートを護るのは当然のことです。もし、風力発電機を建設すると全国的に重要な渡りのルートを壊してしまうことになり、大きな批判を受けることでしょう。


*事業者は(株)市民風力発電(本社は札幌)で、土地を斡旋している不動産ブロカーは世知原町板山にも風力 発電機の建設斡旋をしています。

詳しくは会のホームページ http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/youbousho.htm を見て下さい(木場山と板山を掲載)。

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上昇気流を捉え旋回して高度を上げるアカハラダカ。このあと移動に入る。

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旋回して高度を上げているハチクマ。
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アライグマ

2017/07/14 20:02
数年前にヤマネの調査を国見山で実施しました。方法は巣箱を設置して、巣箱を利用する様子をトレイルカメラで無人撮影を行うと言うものです。しかし、残念ながら確認出来ませんでした。
しばらく遊んでいたトレイルカメラを自宅近くの山道に設置しています。
最も多く写っているのがアナグマでついでアライグマです。
今のところこの2種しか撮影出来ていません。
アニメのラスカルが可愛らしくて、アライグマをペットとして購入したものの、気性が荒く飼えなくり野外に逃がしたものが増えています。
ミヤマアカネ田んぼにも沢山の足跡がついています。オタマジャクシやカエルを食べているのかもしれません。
農作物(果樹を含め)を荒らすために困った存在になっていおり、特定外来生物に指定されています。
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水路の側を歩く。

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なんだこりゃ・・・・カメラをのぞき込んでいます。



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クロオオアリの巣

2017/07/03 12:57
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クロオオアリは日本で最も大きいアリです。
開けた乾燥した地面に好んで営巣しますので、畑や舗装されていない道などのほか、住宅地や公園など都市部にも多く生息します。
10日ほど前から自宅の庭の隅にまるで噴火口のような巣の入り口が出現。今では直径が約30センチ、高さは約7センチになりました。
どれくらい大きく成長するか楽しみです。

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働きアリが土の粒をくわえて、巣の入り口に捨てていきます。
餌を運び入れる様子はまだ観察していません。今は、巣を作っている段階なのでしょうか。


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ミヤマアカネ田んぼのヒエ抜き

2017/06/23 21:58
ミヤマアカネ保全田んぼのヒエ抜きをしました。
予定は25日(日)でしたが、雨の予報でしたので急遽天気の良い今日(23日)に変更しました。
幸いにも9人の人が集まってくれました。
ミヤマアカネ田んぼは、高いとこと低いところが有って、田植えもやりにくいのですが、その後は高いところにヒエが集中的に生えるのでやっかいです。
今年は、イネかヒエか分からないくらいです(画像の下の方)。
兎に角、ヒエを抜き稲の姿が見えるようにと頑張りました。9時から始めて終わったのが4時でした。しかし、まだまだ残っています。
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手前がヒエを抜いていないところ、奥は抜いたところ。

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稲を植えた筋がはっきり見えるようになりました(午後3時過ぎ)。

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抜いたヒエの一部。

☆24日(土)・25日(日)にも実施しました。しかし、まだ十分ではありません。大きくなると抜くのが大変です。7月にも予定を加えます。
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ホソバイラクサ(長崎県初記録)

2017/06/19 20:04
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(イラクサ科)

佐世保市内の小森川で発見しました。
ホソバイラクサはナガバイラクサの変種で高さ80〜150cm。葉は長楕円状披針形.長さ8−15p、両面に毛がある。托葉は4枚で長さ7〜8nm。花は8−9月.葉腋から複穂状にでる。多く は雌雄異株。〔分布〕温帯:本州・九州・朝鮮・満州・樺太太・カムチャツカ・東シベリア。
*図鑑の記述に沿って検索したのですが、当てはまらない部分があり、ホソバイラクサなのかナガバイラクサなのかはっきりしません。結局分布域からホソバイラクサとしました。
本株は雌雄同株のようです。

ナガバイラクサの方はシーボルトが採取しています。
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花の拡大画像(多分両性花でしょう)・・・ヤギ類のポリプみたいで綺麗です。
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ベニトンボ

2017/06/17 19:31
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(トンボ科)

市内の小森川でオスを一頭確認しました(顕微鏡モードで撮影)。一目見て、ショウジョウトンボなどの赤いトンボと違うことが分かります。

wikipediaによれば、「南方系の種で、台湾以南の中国中南部や、東南アジアなどに分布している。日本では1954年に鹿児島県で初めて発見されたが、1980年以降沖縄本島や鹿児島県以外の九州各地でも記録されるようになった。また2000年代以降になって、高知県や徳島県など四国の各地からも記録されるようになり、日本におけるベニトンボの生息域が北上していることが明らかとなった」とあります。

昨年7月19日に会員のNさんが同じく小森川で採取しています。
コンデジのピントが合わなかったので、ベニトンボの後ろに手を置いてピントを合わせました。逃げると思ったのですが逃げないのです。
その後も、ピントを合わせようとしたのですが、全く合いません(コンデジ最大の欠点)。そこでぐっと近づいて顕微鏡モードにしたら、ピントがあってくれました。
なんと、大胆なトンボなのでしょうか。

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ハナガサクラゲの食事

2017/06/10 09:39
10日(土)の自然体感会の下見に行ってきました。
面白いものが沢山見られました(フジテガニ・ユビアカベンケイガニ他)。その中の一つのハナガサクラゲを紹介します。あちこちで見かけました。
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ネットで調べましたが、長い触手の数は分かりませんでした。この1本の長い触手が捕食用の触手ではないでしょうか。兎に角綺麗なクラゲです。

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砂浜でヒメハゼを捕らえていました。長い触手の先には2匹のヒメハゼが捕らえられていました。見つけたときはヒメハゼは逃げようと動いていましたが、次第に動きが止まりました。
その頃になると触手が縮まり、最後には傘の下に引き入れられてしまいました。

これが、ハナガサクラゲの食事なのですネ。
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「続・させぼ自然ガイドブック」完成

2017/06/07 10:47
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平成28年6月から編集を始めた「続・させぼ自然ガイドブック」が完成しました。


 させぼ自然ガイドブックを平成8年に発刊しましたが、早いもので20年が経過しました。
 その間に佐世保市は宇久町・吉井町・江迎町・小佐々町・世知原町と合併をしました。これによって、旧市内になかった、山・草原・川・外洋などの多様な自然環境が加わりました。新しい環境が加わるとそこにすむ生物も当然増えてきます。
 
 本書では、新しく加わった地域の種を多く取り上げました。詳しい種の解説は図鑑に譲りますが、執筆者の長年の観察で得られた生態などが書かれていて、図鑑からは得られないものが有ると思います。
 それから、皆さんのちょっとした気づかいで地域の生物が守れるように初版にはなかった「誰にでもできる自然保護」、地域の特徴を現した生物を紹介した「地域の特徴有る生物」を加えました。
また、虫や鳥の声を集めたCDを復刻しました。
 
この本を手に取られた方々が、これまで以上に佐世保市の自然に興味を持たれ、あなたと野生生物との距離を近づけるための一助になればれと思います。
 自然の中へ出る機会が増え、地域の環境と生物を身近に感じて貰うことで、自然への理解が深まり、愛情が湧いてきます。そうすれば、それを失いたくないと思う心が生まれて来ると思います。

私たちは、そんな気持ちを多くの人が持って欲しいとの願いをこめて書きました。

お買い求めは以下の書店等でお願いします。
金明堂 各店(京町店、大野モール店、日野店、金文堂:イオン大塔店内)
TSUTAYA 大塔ココアドバンス店
TSUTAYA 佐世保五番街店
TSUTAYA 佐世保梅田店
九十九島ビジターセンター・国見の郷。


両生・爬虫類のページ
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船越町の海岸を歩く

2017/05/27 10:12
大潮なので俵ケ浦半島の海岸を歩こうと出かけました。少し早かったのでこれまで歩いたことのない船越町の海岸の下見をしようと立ち寄ってみました。ところが、色々と面白く結局ここで調査をしました。
植物ではハマホラシノブとカノコユリが多く、貝類ではハボウキとシラオガイが多く見られました。

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ハマホラシノブ(ワラビ科)市内では九十九島などに崖地があり、本種が多いような気がするのですが、実は非常に生育地は少ないのです。4箇所で確認出来ました。


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アマモ場 潮間帯下部にここでは大きな群落がありました。この砂浜も掘ってみると色々出てくるような気がします。

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ハボウキ(ハボウキガイ科)
 この海岸で特筆すべきことは、本種が非常に多いと言うことです。市内で最大の生息地でしょう。写真の中に10個体写っています。

良い環境が残っていてホットしました。
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ミヤマアカネ保全田んぼの田植え

2017/05/22 21:48
ミヤマアカネ保全田んぼは、これまで水路掃除・畦板張り・種蒔きと準備段階でしたが、いよいよ田植えです。
ところが、今年は、苗の生育が悪く半分程は近所の方に譲って頂きました。
早朝から、田の水を減らし植えやすい状況にしていましたが、水尻が全て低いのでどうしても水尻は泥が深く植えにくいものです。
今回は、三人の方が田植え機に初挑戦。見た目より難しくしんどいとの感想。
私は昨年腰を痛め、まだ十分(多分治らない)でないので、大変助かりました。
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植えるときはやや水を少なくした方が、植えやすい。

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希少種のトノサマガエル(多分♀)も歓迎してくれました。

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よその田んぼに比べ、アカハライモリがやたらと多い。農薬をあまり使わず掛け流しなので、イモリの餌が多いためと思います。
ミヤマアカネの発生が減少気味なのは幼生がイモリに捕食されたのが大きな要因ではないかと思っています。
そこで、捕獲して少し離れた水田に移動させました。
捕獲には子供達が大活躍。300匹程を移動させました。しかし、まだ沢山います・・・・・・・。
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新緑の俵ケ浦半島

2017/05/12 15:28
常緑樹の最も美しい季節です。
大潮の俵ケ半島を歩いて来ました。目的は貝類の調査です。美しいトミガイの貝殻を1個拾ってヤッター!
兎に角新緑がとても綺麗でした。磯辺ではトベラやシャリンバイが盛りです。特にトベラは良い香りを漂わせていました。森林ではスダジイの花が終わりかけていました。
余りにもの美しさに高い岩場を見つけて、怖い思いをして岩の上から九十九島を眺めてみました。もう一週間ほど早ければもっと美しかったと思います。

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中央の小高い山は赤崎岳

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スダジイの花が終わりかけていました。霞が濃く、高島までしか見えませんでした。

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