佐世保市の絶滅危惧植物2種の明暗

気になる希少植物が数10種程あり、これらがずっと気になっています。その内2種の確認をしました。

1種はガンゼキラン(斑入り)。合計30株程で2013年3月に発見。花を見るために何度も訪れた。

生育地のスギ林が皆伐され心配していた。7月7日に見に行ったところスギ林は更新されておらず、藪となり生育地への近道には入れずかなり遠回りをしてやっとたどり着いた。発見当時のままで健在。ホットした。

ガンゼキラン (4) - コピー.jpg

<ガンゼキラン>発見当時の画像

次に気になっていたのが将冠岳山頂岩場のマンネングサ個体群。

種が確定出来ずに取りあえずメノマンネングサとしていたが、これまで撮影した画像からタカネマンネングサであることが分かった。市内で2カ所しか確認していない種である。2カ所の生育地は共に半日陰の岩上と言う非常に少ない環境。

将冠岳山頂は九十九島が一望に望めることから最近登る人が多い。7月8日に確認に行ったところ心配が的中。全て消滅していた。消滅の最大の要因は二つ。一つは多くの人が登るようになったこと。二つ目は人が通りやすいように樹木を伐採したこと。

悪意が全くなくとも、このように少し環境を変えただけで、種の絶滅は起きるのです。
タカネマンネングサ?(賞冠岳)550 (20).jpg
<タカネマンネングサ>
タカネマンネングサ?(賞冠岳)550 (17).jpg
<花:3個の心皮が本種の特徴>
タカネマンネングサ消滅した場所2 (2).gif
<従来は①と②の木があったので、赤線の様に人は通っていた。しかし、これらの木を切ったので人はタカネマンネングサの生育場所を踏んで進むようになった>
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<タカネマンネングサが生えていたとき>
タカネマンネングサ消滅した場所 3-1550(4).jpg
<この岩の上にもタカネマンネングサが生えていた。多くの人が通るので踏んだのであろう>
植物少年だった中学生の頃から見ていた植物だったのでがっかりした。