隣接自治体環境無視の伊万里市再生可能エネルギービジョン

最終更新2018.11.19
<隣接地域の環境を無視した
          「伊万里市再生可能エネルギービジョンに記載された大型風力発電プロジェクト」>


画像
(国見山に建設されたときの予測図) 
風車の高さは160m。標高650m付近に建設されるので、国見山展望台(777m)から見ると、風車をやや見上げるようになり威圧感がある。建設地は造成され、風車間に管理用道路が出来るので、風車はもっと目立つ)
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伊万里市再生可能エネルギービジョンでは『本プロジェクトは、市内で比較的風量が見込める国見山付近に大型風力発電設備等の設置を想定して検討を進めます。
基本的に、大型風力発電設備の推進においては、騒音・超低周波音、動植物及び生態系、景観等の環境への影響がないことを前提に事業を進めていくことを認めるものとします。

環境アセスメント(環境影響評価)制度に基づいて、民間事業者が調査・予測・評価を行い、その結果を公表して市民,事業者,県などから意見を聞く場を設け、それらを踏まえて環境の保全の観点から、よりよい事業計画を提出していただくことを前提に事業を推進します。

(中略)
事業実施主体としては、基本、民間事業者ですが、環境アセスメント(環境影響評価)については、公共(市)も関与しながら進めていきます。』
とあります。
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ところが、発電事業者の(株)エコ・パワーは、計画段階配慮書の中で「風力発電施設の設置予定範囲については、計画段階において、(*)すでに伊万里市の関係部署と連携を取りつつ事業化を検討しており、地元自治体とのコミュニケーションを図りつつ進めている。」と書いています。
これについて事業者・伊万里市の双方に質問しましたが、納得いく回答がありません。

9月27日に伊万里市企画調整課に行き話を聞きましたが、(株)エコ・パワーの事業を推進していないと明確な回答がありませんでしたので、質問書を提出し、回答を求めました。それが二回目の要望書です。

当会としては、伊万里市の言う「基本的に、大型風力発電設備の推進においては、騒音・超低周波音、動植物及び生態系、景観等の環境への影響がないことを前提に事業を進めていくことを認めるものとします。」
これをどのように判断するかを求めて2度の要望書(質問書)を出していますが、質問に対する回答は全く書かれていません。
風車建設に反対する立場から言えば、風車立地自治体の賛成や推進は建設に大きな力となるので大問題です。


*意見書
・環境大臣意見書(10月26日)
http://www.env.go.jp/press/files/jp/110161.pdf
大臣の意見は環境に対する影響を的確にとらえ、それらを回避することを求めた非常に厳しい意見です。

・佐賀県の意見書
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/sagakeniken.pdf

・佐賀県環境審査会での意見及び概要。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/youbousho.htm

・長崎県審査会議事録(第40回)
https://www.pref.nagasaki.jp/singi/singi_index.php?sgno=31

伊万里市は佐賀県・環境大臣の意見をどのように見たのだろう。
再生エネビジョンによれば、市民に公開したり意見を聞くとされており、市もアセスに関わると言っている。
民間事業のアセスに市がどのように関わるのだろうか(意見を言うのは当然)。
アセスに市として関わるならば、当然伊万里市は計画段階配慮書に対し意見を出しているはずです。
どのような意見だったのか見たいものです。
*佐賀県が公開しています(http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/kunimi-sinsakai1-2.pdf)。

*当会の要望書と回答
会のhpに掲載していますが以下のリンクから開けます。
一回目の要望書
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/imariyoubou1.pdf
これに対する回答書
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/imarisikaitou.pdf

二回目の要望書
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/imariyoubou2.pdf
これに対する回答・・・当会の質問には全く回答がありません。
非常に不誠実な対応で、驚いています。
風車建設予定地を一緒に見ましょうとの誘いにも返事なし。
再生エネビジョンで大型風力発電の建設適地とした場所が、風車の建設により環境破壊となる現実を認めたくないのでしょう。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/imarisikaitou2.pdf

(11月12日に伊万里市の担当部局と再度話をしました。
上記下線部分について、伊万里市は事業者に対し事実無根であるのでこのような表記をしないように求めたそうです。)
伊万里市は単なる再エネビジョンに過ぎないと言うが、事業者はビジョンを事業実施想定区域の設定根拠の一つとしている。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/pdf/imari-saienebijyon-inyou.pdf

☆国は原発を順次再稼働させます。その方が善良な国民が再エネの声を上げるからです。二兎を狙う国は実にウマイ手を使います。

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